メニュー

不妊検査・治療・不妊ドック

不妊症とは

特定のパートナーと避妊をせずに継続的に性交渉を行っているのに、1年以上妊娠しないことを言います。
原因が女性側にある『女性不妊』と男性側にある『男性不妊』があり、両者の可能性はほぼ同等です。
不妊の原因は、女性だけの問題ではありませんので、男性パートナーの検査も不可欠です。
また、パートナー同伴での相談も大歓迎ですので、ぜひ一緒にいらして下さい。

女性不妊の原因

排卵因子

排卵しにくい、排卵しないなど、排卵するまでの過程に問題がある。

卵管因子

精子と卵子は卵管で出会い、受精します。
卵管の通りが悪い、卵管が詰まっているなどがあると、精子と卵子が出会えません。

子宮因子

受精卵は子宮の内膜にくっつく(着床)することで妊娠が成立します。
子宮内膜に異常がある、子宮奇形や子宮筋腫などがあると、着床しづらくなります。

頸管因子

性交渉により膣内に入った精子は、子宮頚管を通って、子宮内に入って行きます。
ここの部分の粘液(頸管粘液)が少ない、精子との相性が悪い場合に、精子が子宮内に上手く入って行けません。

免疫因子

女性側の免疫機能(抗精子抗体)により体内に入ってきた精子を異物として認識して攻撃してしまうことがあります。
その場合、精子は子宮内にたどり着くことが出来ません。

年齢因子

年齢と共に、卵子の質は低下し、染色体異常の確率が上昇して行きます。
他に原因がなくとも、年齢と共に妊娠率は低下します。

男性不妊の原因

性交障害

勃起障害(ED)や膣内射精障害など、さまざまな理由で性行為での射精が出来ない。

精子の問題

動いている精子の割合が少ない(精子無力症)、精液中の精子数が少ない(乏精子症)、精液中に精子がいない(無精子症)、奇形の精子が多いなどがあります。
精子を作る機能が悪い(造精機能障害)場合と、精子を運ぶ通路の通りが悪い(精路閉鎖)場合とがあります。

年齢因子

精子は常に新しいものが作られているため、女性に比べると年齢の影響は受けにくいです。
ただし、年齢と共にゆっくりと精液の量、濃度、運動率は低下していきます。

原因不明

男女共に様々な検査を受けても、原因が見つからない場合もあります。
これは原因がないということではなく、現在行える検査では、原因がわからないというのが正しい表現です。
原因がわからない場合であっても、人工授精や体外受精へとステップアップすることで、妊娠することは多々あります。

女性側の不妊検査

1.問診

月経の状況、過去の妊娠・出産歴、既往歴、不妊期間、不妊検査・治療歴、日常の生活習慣などについて質問します。

2.経膣超音波検査

子宮、卵巣に関する診察を行います。
不妊の原因となるような異常がないかどうかを調べます。

3.血液検査

  • 月経期ホルモン検査:月経2~5日目の間に行う検査
  • 黄体期ホルモン検査:排卵後5-7日目の間に行う検査
  • その他の検査:貧血チェック、甲状腺機能検査、風疹抗体検査、AMH、ビタミンD、抗精子抗体
自費の場合の血液検査費用 *すべて税込み

一部の検査は保険適応となる場合があります。

クラミジアIgG/IgA検査 4400円
甲状腺機能検査 3300円
風疹抗体検査 3300円
ビタミンD 5500円
AMH 7700円
精液検査 5500円
抗精子抗体 7700円

4.子宮卵管造影検査

子宮の内腔の形や卵管のつまり、卵管周囲に癒着があるかどうかがわかります。
月経終了後から排卵日前までに行います。

詳しくはこちら

自費の場合の子宮卵管造影検査費用 *税込み

25000円

保険適応になる場合もあります。

5.フーナーテスト(性交後試験)

排卵直前に性交渉を行った上で、性交渉から10時間以内で受診して頂き、頸管粘液を採取して運動精子がいるかどうかを調べます。

6.子宮鏡検査

子宮内にある筋腫やポリープ、炎症を評価することが可能です。当院では現在行っておりませんので、検査が可能な施設をご紹介致します。

7.オプション検査

慢性子宮内膜炎検査費用 *税込み

・子宮内膜CD138染色検査(形質細胞の確認):10,000円

・子宮内細菌培養検査:5,000円

⇒これらの検査時期は原則排卵後の高温期となります。また、子宮内膜を採取しますので、検査をする周期には、避妊が必要です。ご希望の方は、お電話でお問い合わせの上ご予約をお取りください。

男性側の不妊検査

1.問診

内服中の薬、日頃の生活習慣、既往歴などについて質問します。

2.精液検査

精液の量、精子の数・運動率などを調べます。

精液検査費用 *税込み

5500円

不妊治療

不妊検査を男女共に行った上で、どの不妊治療を行うかを決めて行きます。
ご夫婦のお考えを尊重しながら最適な治療を選択していきますので、ご安心下さい。

治療は大きく分けて、以下の3つとなります。

1.タイミング法

超音波検査で卵胞の大きさを観察し、適宜尿検査や血液検査を併用しながら、排卵時期を予測します。
排卵2日前から排卵当日までに性交渉を持つことで妊娠を目指します。

2.人工授精

採取から2時間以内の精液を提出して頂き、洗浄・濃縮したものを、子宮内に送り込みます。
性交障害や、軽度の精液検査異常がある場合に特に有効な治療です。
2022年4月より、保険適応の治療に追加されました。

自費の場合の人工授精費用 *税込み

25000円

3.体外受精、顕微授精

卵子と精子を体の外で受精させ、しばらく体の外で育てた受精卵を子宮内に戻す治療です。
2022年4月より、保険適応の治療に追加されました。
当院では行っておりませんので、必要と判断した場合にはご紹介させて頂きます。

不妊ドック

不妊ドックとは

妊活前に、不妊症の原因となるような疾患がないかどうかを調べる検査です。

ブライダルチェックとの違い

ブライダルチェックと不妊ドックは、同じ検査項目も多く含まれています。しかし大きな違いとしては、不妊症のスクリーニングとして受けて頂く検査の多くも受けて頂く点です。その為、これから妊活を始めようと思っているけれど、その前に不妊の原因になるような病気がないか調べておきたい。不妊の原因になるような病気が見つかった場合には、早めに治療したいと考えているカップルに特にお勧めです。

不妊ドックはこんな方にお勧め

☑これから妊活を始める

☑不妊の原因になるような病気があれば、早めに不妊治療を始めたい

☑不妊の原因になるような病気があれば、早めに治療したい

不妊ドックの検査項目

  1. 血液検査:月経期ホルモン検査、その他の検査
  2. 経膣超音波検査
  3. 子宮卵管造影検査
  4. 精液検査(男性)

不妊ドックでの受診の流れ

受診は計4回必要になります。

1回目の受診
  1. 問診
  2. 経膣超音波検査
  3. 血液検査

*月経中は避けてご来院下さい。

2回目の受診

月経期ホルモン検査

*月経2~5日目にご来院ください。

3回目の受診

子宮卵管造影検査

*月経終了直後にご来院ください。(月経6~11日目)

4回目の受診

精液検査

*容器をお渡ししますので、そちらを使用しご持参ください。

*禁欲期間は2~7日が理想です。

費用

50000円(税込み)

**検査費用の他に診察料(自費初診料3,300円または自費再診料1,500円がかかります)

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME