メニュー

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは

性器へのHPV(ヒトパピローマウイルス)による性感染症で、HPV6と11型の感染が90%以上を占めています。性感染症の中で数少ないワクチンで予防できる疾患でもあり、ガーダシルとシルガード9で予防することができます。

尖圭コンジローマの症状

感染後、3週間~8か月(平均2.8か月)の潜伏期間を経て、感染部位(外陰部・膣内・肛門周囲・尿道口など)にカリフラワー状の疣贅(いぼ)が出来ます。潜伏期間に幅があり、感染経路を特定することは難しいと言われています。

尖圭コンジローマの診断

特徴的な疣贅(いぼ)を認めれば、視診のみで診断が可能です。診断が不確実な場合や治療抵抗性のときなど、症例によっては組織を一部採取し、病理検査を行って診断することもあります。

尖圭コンジローマの治療

外陰部の病変に対しては、外用薬(ベルセナクリーム)による治療が第一選択になります。大きな病変にも対応でき、治療後に痕が残りにくいというメリットがあります。

一方で、治療期間が数か月かかる場合が多いこと(消失までの平均期間は8週間)、膣内の病変や妊娠中の使用は出来ないことが、デメリットとして挙げられます。

外用薬(ベルセナクリーム)の使い方:病変のある部位に隔日で週3回就寝前にクリームを塗り、起床後に石鹸で薬剤を洗い流します。使用期間は原則16週間までです。16週間使用しても治癒しない場合には、別の治療法を検討します。

その他の治療:液体窒素による冷凍療法、外科切除、インターフェロンの局所注射、レーザー蒸散などがあります。これらをご希望された場合には、他の施設をご紹介致します。

どの治療を選択したとしても、治癒後3か月以内での再発が25%程度あるため、3か月間はフォローアップが必要です。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME