レルミナの特徴
レルミナは、GnRHアンタゴニスト製剤です。
女性ホルモンの分泌を抑えることで、無月経の状態を作ります。
子宮筋腫、子宮内膜症に保険適応のあるお薬になります。
レルミナの服用によって期待できる効果
レルミナは女性ホルモンを低下させることで、下記のような効果が期待できます。
子宮筋腫
過多月経、禍福痛、腰痛、貧血の改善が期待できます。
子宮内膜症
月経痛、月経時以外の骨盤痛、性交痛の改善が期待できます。
レルミナの飲み方
月経が始まった1~5日目より服用していただき、1日1錠毎日同じ時間帯の食前(食事の30分前まで)に服用して下さい。
*服用期間は原則として6か月以内です。
レルミナが服用できない場合
以下の場合には服用できない可能性がありますので、受診の上ご相談下さい。
- 原因のわからない性器出血のある方
- 妊娠または妊娠の可能性のある方
- 授乳中の方
- 以前このお薬でアレルギー症状が出た方
レルミナを服用する上での注意点
不正出血
レルミナの服用中は月経がなくなりますが、不正出血がみられることがあります。
出血量は少量であったり、月経時と同程度の出血量であったり様々です。
最初の1~2か月は出かけるときに生理用品を携帯するなど準備をしておくと安心です。
不正出血の量が多く、長く続く場合、一度に大量の出血を認めた場合には、すぐにご相談下さい。
更年期様の症状
レルミナの服用中は、女性ホルモンの分泌が抑えられます。
それに伴い、ほてり、頭痛、発汗といった更年期様の症状が現れることがあります。
骨密度の低下
骨は女性ホルモンの働きによって維持されています。
レルミナは女性ホルモンの分泌が抑えられることにより、骨密度が低下することがあります。
そのため、レルミナの投与期間は原則6か月までです。
服用を中止すると、骨密度は回復します。